三宅島その1 三宅島はバードアイランド
連休前半三宅島に行ってきました。
学生の頃、3月の三宅島に初めて行った時は、充実したテント生活の後、帰ろうとするときに船が欠航になったり、と印象深い島旅になりました。
その後も、毎年のように訪問し、私の中で、離島のイメージの標準として定着しました。
船で離島に行くのが好きになり、これまで、東西南北いろいろな島を旅行してきましたが、その原点があの時の三宅島だったような気がします。
噴火以後は、八丈島などほかの島に行くときに、遠くから噴煙を眺めたりはしましたが、今回思い立って、様子を見に行ってきました。
↑三池港
海中は知らないので陸上に限れば、自然観察をするのに最適なのは、伊豆諸島の中では、三宅島だといえます。
今回行ってきましたが、噴火後においてもそれは変わっていませんでした。
特にバードウォッチングについては、バードアイランドの名のとおりで、御蔵島より面白いと思います。
アカコッコ館でゆっくりするだけでも十分楽しめるし、太路池の周りや、今回教わって行ってみた伊豆集落の薬師堂など、うっそうとした照葉樹林の中に入ると、からすばとが吼えるような声で鳴き交わしていたりして、亜熱帯のムードでした。
↑薬師堂の照葉樹林
おーすとんやまがらやあかこっこがすぐ近くで観察できるのは昔と同じで、今回は、季節がよかったせいか、からすばとやたねこまどり、いいじまむしくいなども、たびたび目にしました。
↑あかこっこ。アカコッコ館前にて
↑おーすとんやまがら。色が濃くて体も大きい。アカコッコ館にて
からすばとについては、以前は、3月だったせいか、散々探し回った挙句、やっと、空を横切ったときに尻尾だけ視野に入った、という感じだったのですが、今回は、森に入れば、いつも声がして、時折姿も見せてくれました。
↑からすばと。太路池にて
それから、夕方、島の南西の錆が浜からは、南の御蔵島に帰宅ラッシュのみずなぎどりの行列が何万羽も通るのが見られます。
うちやませんにゅうについては、雄山頂上付近の大繁殖地が壊滅してしまって、
大ピンチなんだそうです。
教えられて、島の北西の伊豆岬に3度も通いましたが、結局姿も見ず声すら
聞こえませんでした。
代わりに、目のつぶらなのびたきの雄雌を見ました。
↑伊豆岬から雄山を望む。山の形がすっかり変わっている。
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