家を建てる(9)住宅展示場に行ってみる
土地探しが徐々に軌道に乗ってきたので、次は、家をどう立てるか、ということになる。ともかくも、住宅展示場に行ってみることにする。これまでまったく縁がなかったが、おそらく一生に1度の機会になるだろうから、いろいろ経験してみよう、と思い立った。
不動産屋さんのおばちゃんに現地を見せてもらった翌日、住宅展示場に出かけて、ぶらりと一周してみる。どこに入ればいいのか見当もつかない。ともかくも目についた一軒に、思い切って、入ってみる。
入ってみると、さすがに展示場に出すだけあって、知り合いの家などに比べると、洗練されていて、和室には足元の地窓から緑が覗けたり、吹き抜けに太い梁が渡されていたり、2階の浴室から坪庭が見えるようになっていたり、天窓があったり、とひとしきり感心させられる。すぐにおばちゃんが寄ってきて、今営業の者がいないので、と言いながら、あれこれ説明してくれる。アンケートに記入してくれといわれるので、正直に個人情報を登録。結局、帰りがけに、玄関のところで、営業マン氏とすれ違うが、そのまま失礼する。
この調子なら、と、もう一軒入ってみる。今度の家は、ホールにグランドピアノが置いてあって、らせん階段があり、まるで大使公邸のようなゴージャスな雰囲気。あちこち覗いて回っていると、さりげなく営業マン氏が近づいてきて、つぼを押さえた説明をしてくれる。そうこうするうち、3階まで上がったところで、またさりげなくいつの間にかテーブルに着陸させられ、現状や希望をするすると聞き出していくのは、さすが本業だけあって、おみごと。土地がないなら、土地購入のあっせんもしてくれる。これなら最初から展示場に来ればよかったのかもしれない。
振り返ってみれば、ゼロから注文住宅を建てるなら、まず決めるのは、建築業者で、それから土地探しをした方が効率的なように思われる。どういう工法にするのか、そして何より信頼できる営業マン氏に出合えれば、万事安心して進められる。土地は、その業者が探してくれるだろうし、これも後で知ったことだけれど、不動産屋さんで探すにしても、融資の関係で、土地を買ったらすぐ建築の契約をする必要があることが多いので、あらかじめ建築業者選びを終えておいた方がよい。
【教訓】一戸建てに引っ越す気になったら、まずは住宅展示場へ。
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