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2008年12月18日 (木)

家を建てる(25)営業マンスピリット

よろしければ重要事項説明書を確認させていただいてもよいですが、との言葉に甘えて見てもらう。しばし目を通して、書いてないですね、と。さらに、よろしければ打ち合わせの後、関連の不動産屋にご案内しますので専門家に見てもらいますか、との言葉にさらに甘えることにする。

この回の打ち合わせでは、わが社に決めてくれと強く迫られ、まだ決められぬ、と話が決裂してしまったのだけれど、冒頭の約束を履行してくれて、車を飛ばしてくれる。

不動産屋さんでは土曜の夜だというのに所長以下3人も待っていてくれる。

この営業マン氏はハウスメーカーの営業なのに、宅建主任と2級建築士の資格を持っていて、たいへんに研究熱心。氏の相棒らしい不動産屋さんの若手氏は、当然そのことは調べるはず、と断言し、あたかも、宅建主任の名折れだ、とでも言いたげ。

年上の所長氏は、慎重に言葉を選びながら、大筋では若手諸君に同意しつつも、諸般の事情にも言及する。

きっと、理論的には若手営業マン両氏の意見が正しいのだろうけれど、現実世界でどうなるかというと、所長氏の感覚が的確なのだろう、と思う。

事務所を退出しあと、駐車場代、ガソリン代をとってもらおうとしたが、駅前で大騒ぎを繰り広げた末、失敗。

【教訓】営業マンが契約に至るまでに客に注ぐ真心に脱帽。

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