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2009年2月20日 (金)

家を建てる(29)建主を絞り込む

これまで具体的な相談をしたのは、木質パネル工法の中堅ハウスメーカー、在来工法の小規模ハウスメーカー、地元工務店、地元の材木店系工務店、実家の耐震補強工事を監理した建築士さん、の6者。

実家の耐震補強工事を監理した建築士さんは、気軽にお願いしてしまったけれど、新築住宅の設計となると、やはり構造計算とは別の、デザインに関する技術も必要で、ちょっと分野が違うみたいで、最後は、法改正で新たに義務付けられた長期保証に耐えられないと、ギブアップされてしまいました。

地元の大工さんと、昔ながらの家の建て方ができないか、と、2つの小さい工務店さんと打ち合わせをしたけれど、時代はすっかり変わってしまい、そういう素朴なやり方は現在では相当困難なようで、結局どちらもお断りしてしまいました。

設計事務所に頼む方法は試してみなかったけれど、どうだったのでしょうか。大工さんと一緒に作る、ということにこだわるなら、むしろ、設計事務所にセッティングしてもらう、というのもあったのかもしれません。試してみなかったのでわかりませんが。

中堅ハウスメーカーの方は、一番早く打ち合わせをはじめ、営業マン氏の段取りよい進行でどんどん話は進み、行き着くところまで行き着いてしまったので、お願いするかお断りするかの決断の時期になっていました。最後は、交通の便のいい事務所で、決断を迫られ、結局、お断りしました。

次々とアイデアが飛び出し、イメージを膨らませることができ、費用も十分安いと思えましたが、次第に国産材で在来工法がいいという気になってきたので、ちょっとぴったりしなくなっていました。デザイナー氏はそういう建て方も可能、とのことでしたけれど。
お別れして、喫茶店でコーヒーを飲んで緊張を解いていたら、外を営業マン氏が心なしか肩を落として本拠地の展示場へ帰っていくのが見えました。

【教訓】複数の業者と相談するのが鉄則とはいえ、そうすると、お断りしなければならないのがちょっとつらい。

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