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2009年4月18日 (土)

家を建てる(32)建築の契約をするまで

たかが間取りといっても、どこかを直そうとすると、どこかが破綻したりして、なかなか難しいものです。階段の位置を直そうとするとトイレの入り口がなくなってしまったり。

あと、外観のデザインもそこそこ気になるもので、屋根がすっきりとするように部屋の配置を動かして、と考え始めると大変なことでした。

間取りの研究を始めるためには、土地の形状や近隣との関係が決まっている必要があり、建て替えならいいのでしょうが、土地を買ってから注文建築を、ということになると、あまり時間はありません。土地を買うときに資金繰りの検討をしたとき以来の忙しさでした。

そして、もう長い付き合いだというのに、2人で相談していて意見が一致しないところが出てきたのには、ちょっと驚きでした。こだわる場所が違う、というところが各所で出てきました。

例えば、和室には別に正しい入り口が必要、なんだそうです。リビングに面していて2方向が解放されているというのに。じゃあ、流しに直結するように扉をつければ便利だろう、と言ったら却下されました。あと、2階にもトイレが必要なんだそうです。それなら、1階のトイレはいらないだろう、というと、それはそれで必要なのだそうです。2人暮らしで4部屋しかないのに。

私は、天井を高く、窓を大きく、通風と採光を優先に、そして、外観もすっきりとなるように、と考えていたのですが、そういうピンと来ない要望を受け入れるために、いくつかのアイデアは実現できませんでした。

もちろん意見が一致することが大半でした。余分な部屋は作らず、シンプルに、とか、なるべくドアではなくて引き戸に、とか。玄関も引き戸にしました。でも、壁の具合で引き戸にできないところもありましたが。

不思議なこともありました。

雨が吹き込まないように庇を付けて欲しいと頼むと、できない、とのことでした。今の家は、既製品を組み立てて作る仕掛けなので、ニーズが少ないパーツは出回っておらず、特注となると途端に金額が跳ね上がります。現代の家では、建築規制いっぱいに立てるので、庇を出せる余裕がなく、また、冷暖房が前提なので窓も閉めっぱなしなようです。

断熱材などいらないから、柱を覆ってしまわずに出しっぱなしにしてもらいたい、と言うと、それもコストがかかるそうです。後日、建てているところを見学していると、柱には、あれこれ書き込みとか印が付けられ、釘を打ち込んだりしているので、和室など外に残る柱には、ダンボールを巻いて仕上げに気を使っているので、さもありなん、でした。

石膏ボードや断熱材、壁紙などの素材が格段に進化した今日では、家の作りかたはすっかり変わってしまったといえるでしょう。

【教訓】昔の家ではありふれたことも、今作るとなると贅沢なこともある。

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