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2009年6月20日 (土)

日フィル定期コンサート

日本フィルハーモニーの第611回定期演奏会に行ってきました。

プロコフィエフの交響曲第2番は初めて聴く曲でした。

強烈な不協和音炸裂。前作の古典交響曲が保守的だといわれ、頭にきて書いた曲、ということになっているようです。これでもかというほど近代的というか工業的というか、そんなふうに作ってあります。当時としては最先端にとんがっていたのでしょうが、ただとんがっているというだけでなく、とんがっていながらも、ぐっとくるメロディーと和音をちりばめられていて、大暴れしながらも様式によっているので理解可能だし、第2楽章の旋律には現代に生きる悲哀というか孤独というかそんな情感があります。
時代の前衛を行く場合にありがちな、おびえとか行き当たりばったりとかの感じはなく、自信と計算と余裕が感じられるあたりは天才の業だと思います。

世界が鳴り響いている感じがして、とても好きになりました。

森に分け入ると、生命が渦巻いているのが感じられます。小鳥は精一杯さえずり、ネズミは精一杯木の実を集め、ミミズは精一杯穴を掘り、ナメクジは精一杯幹を這い、木々は精一杯枝を広げ、草は精一杯花を咲かせ、蝶は精一杯飛び回り、カマキリは精一杯獲物を狙います。それぞれが自分のことを精一杯やっているだけなのに、全体が調和している、この曲には、そんな雰囲気があるように感じられました。

モーツアルトのバイオリン協奏曲5番を共演していた、ニコラベネディッティというバイオリニストは美人で溌剌とした演奏でした。モーツアルトは上品すぎて退屈そうでしたが、アンコールのイザイのバイオリンソナタでは、技法炸裂で完全燃焼できて楽しそうでした。

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