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2009年11月24日 (火)

(映画)「大きな家 タイマグラの森の子どもたち」

23日に「大きな家 タイマグラの森の子供たち」ポレポレ東中野に見に行ってきました。

岩手県の遠野は、遠野物語の舞台にもなるような、どこか不思議な場所ですが、タイマグラは、そのまた奥です。

早池峰山は、北上山地の最高峰で、蛇紋岩の山なので、日本版エーデルワイスを始め独特な高山植物が多い面白い山で、私は2回登ったことがあります。最近はマイカー規制でふもとの駐車場からシャトルバスが運行しているのですが、一度、温泉帰りに最終バスを逃し、キャンプ場まで歩いたことがありましたが、蛍が飛び交い、生き物の気配が濃厚な夜でした。

タイマグラはその早池峰山のさらに奥です。残念ながらまだ訪れたことはありませんが、この映画を見て、そのうち是非行ってみようと思いました。

ごく普通の東日本の山村の生活が描かれています。
普通というのは、雪が解けて土が見え小川が現れると楽しい気分になり、木々の芽が萌えるとフキノトウ、カタクリ、ニリンソウが咲き、新緑がまぶしくなると強い風が吹いたりエゾハルゼミが鳴いたりして、ドングリや栗、栃の実が落ちれば山は紅葉に染まり、葉が落ちればカメムシやテントウムシが家に入り込んできて、そしてまた雪に覆われる、そういう中で、冬のための薪を用意し、鳥や獣、昆虫などと出くわし、そいつらと付き合う、そんな生活です。

谷川連峰の新潟側の森によく行くのですが、よく似ています。たぶん、都会で生活していた人が田舎暮らしをするようになった、そんな人が見ると、おんなじことをしているなあ、と感じるのではないでしょうか。

岩手県は不思議なところです。宮沢賢治、遠野物語、奥州藤原家三代のミイラ、まつろわぬ民アテルイ。タイマグラの語源もアイヌ語かもしれないそうです。
そして、北上山地というのは途方もなく深い。昔、地質や地形の面白いところを巡りながら盛岡から三陸海岸まで行くというのに参加したことがありますが、行けども行けども広大な原野で、北海道かシベリアかどこかにいるような気がしました。タイマグラはそんな北上山地の奥深くです。

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コメント

ポレポレ東中野ですか。僕も一度だけ行ったことがあります。マイナーな作品を上映する良心的な映画館という印象をもちました。見たのは「台湾人生」という映画でした。

投稿: 與 | 2009年11月30日 (月) 20時07分

與さん こんばんは
ポレポレ東中野に行った日は、小春日和のすがすがしい朝でした。
外に出たのは昼下がりでしたが、相変わらず快晴で、上のカフェでゆっくりくつろぐ人たちなど、なんとなく幸せそうでした。
お客さんも意外に多く、お年寄りから若い人まで、映画をとても楽しんでいる方々のようでした。

投稿: 看雲 | 2009年12月 1日 (火) 22時40分

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