« (犬)探し物は何ですか | トップページ | (映画)アパートの鍵貸します »

2010年2月15日 (月)

(映画)インビクタス-負けざる者たち

インビクタス-負けざる者たち(リンク先はオフィシャルサイト。音が出ます。)を見ました。

映画の芸術において、私は、あらすじはさほど重視しません。もっともそれは、フィクションの場合です。事実に取材した映画の場合は、事実の切り取り方は重要です。
もちろん事実に基づいているで、あらあらのあらすじには工夫の仕様がないということには変わりはありません。

社会には感動が満ちています。
町内会の祭り、学校のクラブ活動などなど。
MHKのプロジェクトXのように、それを発見してうまく切り取ることができれば、もはや成功の一歩手前ということができるでしょう。

この映画で、クリントイーストウッド監督が着眼したのは、95年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会。
ネルソンマンデラが大統領に就任した直後のこと。

南アフリカにおいてラグビーというのは、白人の遊びであり、アパルトヘイト時代の白人支配の象徴だったので、黒人はむしろ自国のチームが敗れ白人が悔しがるのを希望している、そんな状態でした。

そういう事情もあってか、ワールドカップを前に、南アのチームは奮わなかったのですが、
大方の予想に反して、とうとう優勝してしまいました。

というのが素材。

その素材に関する事実のうちから、どこをどう切り取るかで、胸を張って著作権を主張できる映画の芸術になるか、それとも、構成自体には著作物性を認め得ない単なる記録報道に留まるか、が決まると思います。

事実といいっても、大会の運営、チームの作戦、政府の施策、市民の感情などなど、取り上げ始めれば無限です。

皆さんなら、2時間分として何を切り取って示すだろうか。

イーストウッド監督は、マンデラ大統領の朝の日課の散歩とそれを警護するSPと、から始めました。

まったく、映画の題材など無数にあるのでしょう。その1つに大金を投入させることに成功し、壮大な映画に仕立て上げてくれた監督に、感謝です。

|

« (犬)探し物は何ですか | トップページ | (映画)アパートの鍵貸します »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (映画)インビクタス-負けざる者たち:

« (犬)探し物は何ですか | トップページ | (映画)アパートの鍵貸します »