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2010年8月18日 (水)

(紀行)佐渡は歴史の島

夏休みは佐渡に行ってきました。

海山に行くつもりでしたが、宿に教えられた海岸に行こうとすると雨が激しくなり、歩こうとするとかんかん照りだったりして、屋根の下にいることが多くなり、自然よりも歴史中心の旅になりました。

壱岐、対馬、隠岐と並んで律令制時代は一国として扱われていました。ひとまとめに武蔵の国とされていた東京や埼玉よりは、はるかに文明の地だったのでしょう。

訪れたのは、順に、島の南東、まず、赤泊の北雪酒造。0001_1
お願いしたら、酒蔵を案内していただきました。渡り廊下で海に注ぐ沢を渡りましたが、風が涼やかで心地よかったです。この佐渡から世界に発信している気概が感じられました。
お酒のこともいろいろ教えてくれました。

次は、矢島経島

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源頼政が鵺退治に使った矢はここの産だとのこと。その時代から京の都と交流が盛んだったのでしょう。「経島」の方は、流されていた、日蓮に放免状を持ってきた弟子が流れ着いたので。今は、なぜか、たらい船が浮かんでいます。

その次は、佐渡国小木民俗博物館
千石船白山丸を原寸大復元したものを展示していて、中に入ることもできます。船大工の心意気はご立派。
なぜ佐渡に千石船が、と思いましたが、北前船の主要港は新潟の本土側ではなく、佐渡のこの辺り、宿根木、小木だったのだそうです。確かに秋田方面から大阪へ行くとなると、次の積み込み地は、加賀百万石の金沢ということになり、そこへ直行しようとすると、能登半島をまわる必要があるので、佐渡島を通った方が直線に近く、ショートカットです。船を作って大日本海に漕ぎ出したのだそうです。
もっとも、まるで陸上の建築物のようで、大航海時代の帆船に比べれば船としての完成度は高くはなかったのでしょう。

雨が上がって日が照ると猛烈に暑くなりました。ちょっとひるみながらも、勧められた、宿根木の集落を一応歩いてみました。0001
これは、確かに一見の価値があります。外国からの観光客も見かけましたが、確かにみごとです。よく残ったものです。こういう歴史的町並みは、住民の利便性のために、多くは簡単に破壊されてしまったのでしょうが、住民の意志による奇跡といえましょう。

夜は、金井能楽堂で能を見学しました。
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佐渡は、世阿弥が流されてきた地。全国の能舞台の3分の1が佐渡に集中しています。
集落の発表会のような乗りで、自治会長さんみたいな方の司会で、本格的な能が、あちこちで演じられるという文化水準の高さはうらやましいと思いました。

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コメント

佐渡に限らず、日本全体に、長い歴史・高い文化があると思いますよ。
でも、それを再発見しながら旅するのは、とても楽しいことですね。

投稿: ramaki | 2010年8月19日 (木) 22時19分

今回は、ゆっくりと佐渡に3泊できたので、見つけられたことも多かったと思います。
半年とか逗留できれば、もっといろいろな発見ができるのでしょうが、残念ながら、そこまでは難しい。

投稿: 看雲 | 2010年8月23日 (月) 07時34分

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