« (犬)今日はお散歩三昧 | トップページ | (書評)ニムオロ原野 風露荘の春秋 野鳥の楽園を夢みて »

2010年11月23日 (火)

(イベント)野生動物の餌付け問題を考える市民フォーラム

誘われて、

野生動物の餌付け問題を考える市民フォーラム

に行ってきました。

・廃棄された大量のミカンや、収穫しなくなった筍、放棄された桑畑、そういうのが、サルやイノシシなどを農地に近づけることになる、

・明治以降、山へ山へと耕地を広げてきた人間が、ここへきて平地へ平地へと後退しており、中山間地の耕地がとぎれとぎれになったので、そこを突いて野生生物が平地へ攻め込んできている、

・サケを放流すると鷺が増える、

・ドイツの鳥の一部は、冬、南に行かずに、庭に餌台を置くのが好きなイギリスへ渡る、

・鳥獣保護法上、自分の土地であっても、餌やりを拒めない、

・平成19年の第10次鳥獣保護事業計画に至って初めて、餌付けの全面推奨を改め、安易な餌付けの抑制に転換した、

などなど、興味深い話題がたくさん披露されました。

パネルディスカッションの最後の方で、

保育園の子供たちに一握りのパンを渡して、池のオナガガモにあげさせる、

というのは止めさせるべきか否か、というギャラリーからの質問に対して、賛否が分かれました。
環境教育上、野生生物に興味を持つきっかけになる、という面と、野生生物をペットの延長で考えてしまうという面とがあります。

思ったのは、本当の最初に管理下に餌を介して自然に接触させる、というのはあり得る、ということと、その後は、餌付けをする場合に発生する、野生生物側への責任と同様に、人間の側への責任も果たす必要があるということです。つまり、野生生物との間の距離感、生物多様性の大切さに思いを致すように導いていく道筋をつけておくことが必要なのだと思いました。

パネリストの意見は一切の餌付を原則禁止、ということではない以上(主催団体は不満なようでしたけど)、どこかで線を引かなければならないわけですが、結局、簡単には決められないのでその都度議論していくしかない、ということにならざるを得ないので、短絡的に考えず、広く意見を聞くことが重要なようでした。

|

« (犬)今日はお散歩三昧 | トップページ | (書評)ニムオロ原野 風露荘の春秋 野鳥の楽園を夢みて »

動物」カテゴリの記事

自然観察」カテゴリの記事

雑感」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (イベント)野生動物の餌付け問題を考える市民フォーラム:

« (犬)今日はお散歩三昧 | トップページ | (書評)ニムオロ原野 風露荘の春秋 野鳥の楽園を夢みて »