宗教都市
住んでいると、ちょっとした行事でも覗くことができます。
四月下旬には、年に何回か上演される、壬生寺の壬生狂言を見に行きました。
狂言といっても、お寺の鉦や太鼓と笛の演奏をバックに演じられるユーモラスな無言舞踏劇で、檀家の皆さんが運営するもののようです。願をかけて奉納された焙烙を積み上げて豪快にたたき割る「焙烙割り」が有名です。
週末何をしようかと思っているときに、新聞や行政の広報などでふと目にした行事に行ってみると、それぞれが素朴でありながら、深みがあり、興味深いです。
洛中に無数にある神社仏閣のそれぞれに、祭日があり、毎週のように、いつもの街角に突如、幟が立ち並び、屋台が出て、それだけでなく、能楽の奉納があったり、参集する氏子の皆さんも、ぴしっと着物の姿が多かったりします。
大観光地、世界のKYTOの同じ場所で、めったによその人の姿を見掛けないローカルな祭りが無数に守り伝えられています。
7月には、松尾大社の御田祭を見てきましたが、それはまた次回。
写真は、一番近所のはす向かいのもの。
場所は、個人のおうちのガレージの中だったり、、ビルに組み込まれていたり、祠も、新しかったり古かったりしますが、いずれも、お地蔵様(だと思うのですが)のお姿は、扉の奥で見えないものが多く、仮に見えても、擦り切れてただの石にしか見えなかったりします。
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コメント
ご近所の地蔵尊廻りも味わい深いですね。お顔が拝見できないものが多いのが残念です。
投稿: | 2012年7月19日 (木) 21時44分
せっかくだから、どこかの氏子か檀家になって本格的に(?)やってみたら。
きっと見聞が深まりますよ。
投稿: ramaki | 2012年7月19日 (木) 22時21分
そうですねえ。。
最初は、町屋暮らしをして、どっぷりつかるというのにもちょっと憧れていましたが、現実には、平日いないし、週末もいないことが多いので、本格的にやるのはちょっと難しいかなあ。
皆さん、早起きして掃き掃除をしたり水を打ったり、きれいにしておられます。
投稿: 看雲 | 2012年7月19日 (木) 22時50分