京都の紅葉(その2)
妙心寺に行きました。
妙心寺の境内は、通り抜け自由。
多くの塔頭が並び、修行の場、生活の場となっています。ベビーカーを押して門をくぐる若いお母さんがいたり、ちょうど通りがかった郵便屋さんに声をかけながら受け取っているおばあさんがいたり。
近くに高校があるらしく、同じ制服の学生が次々と通り過ぎます。こういう通学路を往復する生活を送ると、自然に文化を見る目が養われるのだろうな、と思います。それが確かな自信となって、しなやかなのに筋の通った京都人に成長していくのだろうか、などと考えてしまいます。
境内は、まとまった広さのある昔の世界。電線を地中化して、側溝を生け垣の裏にしたりすれば、常設の時代劇のセットになりそうです。
妙心寺のホームページのQAには、「松の木が多く、桜などの花見をご期待されると、多少がっかりされるでしょう。」とあるように、松が中心ですが、紅葉の見事な塔頭もあります。
(ちなみに、このホームページは充実していて、親切でわかりやすく、出家の仕方などもあって参考になります。)
大法院は、紅葉の時期だけ公開され、600円でお抹茶を頂けます。
アミューズメントパークのように通俗さが鼻につく寺社も多い中、妙心寺は商売気がなく、地に足が付いている感じがして、安心できます。
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