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2013年9月23日 (月)

ベトナム紀行1ハノイの街角で

遅い夏休み、ベトナム旅行をしました。

高校の恩師が早稲田大学キャンパスを称して、
エネルギーが満ちていて、そこにいるだけで何かしなければ、と追い立てられる感じがする、
と言う趣旨のことをおっしゃっておられました。
褒めていたのか、嘆いていたのかは、わかりません。

ベトナムハノイの街角も、そんな活性化エネルギーを感じます。
ベトナム人が勤勉だという人は、この「気」のことを称しているのでしょう。

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道路を埋め尽くし、川のように押し寄せるバイク。
交差点では、その流れが十字に交差します。これは、なかなかの見ものです。
そのバイクは、5人家族が一台に乗っていたり、湯沸かし中で煙の出ているドラム缶を運んでいたり、商品の風船をまとっていたり。
最低でも二人は乗っていて、仲良く話しながら交差点に突入していきます。
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そんな激しい道のすぐ足元では、ままごとのような椅子とテーブルを並べて、ままごとのような小さい丼で麺や丼ご飯を食べています。
朝のラッシュ時間帯、ハノイの住人ほぼ全員がバイクの川の構成粒子となっています。
そしてほぼ全員が、道端で朝食をとっています。
Photo
めまぐるしく、あわただしいことこの上ありませんが、これが合理的なのかは、よく分かりません。
地下鉄やバスを運行すればいいのに、
と思ってしまいますし、
家で、タイマーをセットした炊飯器でご飯を食べてくるなり、お湯を注いでインスタント麺を食べるなりしてくればいいのに、
と思ってしまいますが、
そうしないのは、なにも勤勉だからというわけではなく、そうしたいからしているに過ぎないのでしょう。

つまり、
地下鉄に非人間的に詰め込まれるよりも、マイバイクで自分の道を行きたい
のでしょう。
また、
家で「ぼっち飯」を食べるよりも、道端で誰かとしゃべりながら食べたい
のでしょう。

そう思いました。

Photo_3

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