ベトナム紀行10戦争と平和
急きょフエまで南下することになりました。途中、ベトナム戦争の激戦地、南北時代の国境非武装地帯を通過します。戦争遺跡のひとつ、ビンンモックの塹壕跡に立ち寄ることになりました。
辺りは、すっかり晴れあがって入道雲が並ぶ南国の海辺です。竹の日陰では鶏の親子が砂浴びするのどかな世界。
戦争中は、ここは長い間激戦地となりました。
戦争というと、最前線で撃ちあっている様子や会戦の戦術などが浮かびます。
戦争だけをしていればいい軍人はまだましなのかもしれません。
戦争だけをしていればいい軍人はまだましなのかもしれません。
というのも、その戦場となった場所の住民にしてみれば、それでなくても厳しい日々の生活を送っているというのに、銃口を向けられたり、爆撃されたり、焼かれたり、と、更に迷惑で剣呑な危険に24時間365日さらされることになるからです。
農作業をしていて、爆撃機が来たらトンネルに飛び込む、というような日々だったのでしょう。




戦争中でも、子供が生まれ、学齢になります。
トンネルの中に出産室、と展示されていました。今でもあんなに子供がいるのだから、戦争中もたくさん生まれたのでしょう。
資料映像では、保育園のお散歩のように、子供たちをトンネルから外に連れ出し、ちょっと遊んで、またトンネルに連れ戻していました。
トンネルの中で授業もあったようです。
トンネルから出ると平和な南国の木々と海。
平和の尊さを再認識した思いでした。
平和の尊さを再認識した思いでした。
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