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2014年5月 4日 (日)

(新潟紀行3)好懐有り

雪が残り車が入れない林道を犬と散歩するのは気持ちのいいものです。
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雪国では、山の斜面は木々の芽吹きと桜とがパステル調で、地の花々は大きく鮮やかです。
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犬も先へ行ったり斜面を登ったり谷を見下ろしたり、生き生きしています。
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歩屧尋春有好懐
雨餘蹄道水如杯
随人黄犬攙前去
走到渓邊忽自廻
(范成大「春日田園雑興」)

下駄をつっかけ春を尋ねればいい気分。
雨上がりの田舎道には丸い水たまり。
随いてきた犬が先へ行って
渓の辺りまで行って戻ってくる。

春の残雪林道散歩のときには、いつもこの句が浮かびます。

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