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2015年9月 6日 (日)

ベトナム紀行2015(その5)戦争と平和

2年前も激戦地の浜辺にあった、村が移住してきたようなトンネル網を見学しました。

今回は、ベトナム中部、海を見下ろす高地、バックマー(白馬)国立公園に行きました。
植民地時代、暑さに辟易したフランス人が、避暑地としてたところです。
折しも日本を出るときは猛暑に辟易していたのですが、確かに、この高地に来て、思いがけず上に羽織るものが欲しくなるほどの涼しさでした。
山頂直下まで車で上がることができますが、当時は、ともかく人海戦術で、立派なヴィラが建ち並び、プールまでしつらえていたそうです。
確かに山頂付近にも水量のある渓流があり、7つの滝とそれぞれ滝つぼの池を巡る渓流沿いの山道を散策しました。
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やや湿度が高めではありますが、クーラーを利かせたような空気は、クーラーのない時代には、どんな薬よりよい効能があったことでしょう。
戦後は荒廃し、ヴィラも大部分は遺跡となりました。0209
ところが、ベトナム戦争が起こると、米軍ヘリの基地となりました。
何しろ細くなったベトナムの海岸線を一望できる崖の上という場所でしたので。0301
ところが、そのヘリポートの足元にベトナム軍もトンネルを掘って基地としていたというから驚きです。
時々出撃して被害を与えたとのこと。
米軍は終戦までそのことに気付かなかったとか。0202
煙が出るので煮炊きはできず、ジャングルをかいくぐっての補給ということになります。
観光客の歩く遊歩道を外れて山道となるとヒルに襲われるようなジャングル、命がけのかくれんぼには、シビアな世界です。
直接の関係はありませんが、帰国してから足首の傷が化膿し、適当にしていたら、だんだん傷口がえぐれるようになってきました。いってみれば、肉が腐り始めたということでしょうか。
もちろん、消毒してガーゼを当て、清潔にしてはいたのですが。
どうしようもなくなって医者にかかって抗生物質の飲み薬を処方してもらってやっと治りました。
十分清潔にしていたとしても、時折うっかりぶつけて悲鳴をあげたりしました。ちょっとした傷なのに自力では回復しない、これがジャングルに寝起きするとなると、どうなっていたことか。
今回、密林に分け入るということで、虫よけなどいろいろ気をつけはしましたが、機関銃に狙われたり手りゅう弾が爆発するような心配はありません。
こういうところで平和のありがたみを実感しました。

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