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2009年5月28日 (木)

ネット上の記事から

今日気になった記事2点

その1
「楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明」
分かりにくい個人情報保護ルールを考える上で、いい教材になる事案だと思います。

もっと議論が深まることが期待されるところです。

その2
「被疑者・被告人の人権と,被害者の人権とは,決して対立しない。」
取り調べ室という密室における捜査関係者には、高い職業倫理に基づいて行動することが要求されます。
その捜査関係者に対して性善説の立場に立つか、性悪説の立場に立つかによってだいぶ見方が変わります。
故意で冤罪に陥れたというなら言語道断ですが、最近明るみに出た冤罪事件は、きっと、多忙でつい手を抜いてしまい、或いは、撤退する勇気がなかったので、結果的に失敗してしまった、というようなことなのでしょう。
性悪説に立てば、今までの疑惑が立証されてしまったのだから、抜本的な再構築が当然、ということになりますが、性善説に立てば、全体としてはうまく機能しているのだから、ごく稀な不幸な事件に過剰に反応して、制度全体を麻痺させてはいけない、ということになります。

こちらも、議論が深まることが期待されるところです。

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