文化・芸術

2009年7月20日 (月)

奥多摩町立せせらぎの里美術館

090719155727

御嶽駅から川沿いの遊歩道を20分ほど遡ったところです。
渓谷では、カヌー、ラフティング、釣り、水浴び、バーベキューと、それぞれが、ところ狭しと楽しんでいます。
美術館は古民家風でほの暗く、すすけた木のにおいが落ち着けます。
展示は、犬塚勉の遺作集。先日のNHKの日曜美術館で採りあげられていたのを見て、ぜひ見たいと思って、昨日、行ってきました。
絵を描くのに、もう一度見てこなければならないところがあると、谷川連峰の沢に分け入って、平標山に向かう途中で遭難。
遺作の「暗く深き渓谷の入り口」が、凄まじく、暗示的で印象に残りました。
他にも、何のこともない林の縁や栗の木などを丹念に描いている作品は、現物を見ても見過ごしてしまう自然のよさに、絵に描いて見せられることによって初めて気づかされました。

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2008年8月13日 (水)

コロー展

コロー光と追憶の変奏曲展を見に行く。

コローの風景画は、斜めに傾く枯れ木、梢の葉の茂みの稜線、川岸の線、地平線、などの線が画面を縦横に走っていて、見ていて飽きない。

それにしても、木立の下の土の道を牛が行く、土の土手の先の草むらの中の小さな淵に子供が飛び込む、そんな、ちょっと前までは人々の生活の中のどこにでもありふれていた情景は、いまやすっかり貴重になってしまった。

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