自然観察

2015年5月10日 (日)

アシナガバチ

昨秋、庭のクチナシの植え込みの中に、アシナガバチの大きな巣ができて、たくさん集まっていて驚きましたが、今年も、同じ場所に巣を作り始めました。Photo

近くにもう一軒。妹でしょうか。

2匹交互に竹垣を齧っていきます。巣材にするのでしょう。
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個人的には、葉っぱにつく青虫芋虫が苦手なので、庭の枝を丁寧にパトロールしてくれるアシナガバチは頼もしく、ぜひ住みついてもらいたいものです。
ハチが苦手な同居人は、スズメバチが寄ってくるから、と嫌がっていましたけれど。

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2014年11月 4日 (火)

ハナアブの幼虫

小鳥の水浴びを長いこと放置していたら透明な虫がわきました。
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拡大してみると、長い尻尾があり、口は大きくてらせん状の器官が透けて見えます。

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足が5対ぐらいあるようです。
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グーグルで、「水たまり」「透明」長い尾」と検索したら、すぐに、似たような写真が出てきました。それで、ハナアブの幼虫らしいと分かり、次に、ハナアブで検索したら、ビンゴでした。あっという間です。時代は変わったものです。
アブといいますがハエの仲間で、親は花粉を運びます。幼虫は、汚れた水の浄化もしている、とのことです。
どうやら味方のようなので、元の場所に放免した。
ハナアブの類の幼虫には、アリやスズメバチの巣に寄生するものや、アブラムシを襲って食べるものもあるそうです。随分バラエティーに富んでいます。
ところで、この水受け、鳥も犬もたまった水をよく飲みます。毒はないようですが、お互いうまいことやってもらいたいものです。

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2014年3月 5日 (水)

巻狩り(その2)

 巻き狩り見学ツアー、いろいろ報告しようと思っていましたが、実際に参加してみると、ある部分だけ取り出しては語れないと思い直しました。
 なので、具体的なレポートは、前回の投稿に留めておきます。
 狩猟は、自然と折り合いをつけて生きていく上で、肉食、駆除、自然への親しみ、農閑期、地域共同体、仲間と山に入る楽しさ、などなど、様々な事情が積み重なり複雑に絡まりあって成り立っている営みだと思います。
以下、断片的ですが。
・肉食
 普通、私たちは、肉食は物心ついたときには当然の前提になっています。飼育現場や屠畜場を見学した上で、皿を前にして食べるかどうかの決断を求められる、という機会はありませんでした。
 屠畜場も見学してみたいし、鶏も捌いてみたいと漠然とは思っていますが、未だ実現はしていません。お肉は、おいしくいただいています。

・自然への親しみと隣人としての野生動物との距離感
 私は、野生動物とは、たまに出かけていって遭遇を楽しむ程度です。しかし、実際に近くで生活をするときには、また違った見方があるのでしょう。
 私などは、割り切って迷いなく殺せるようになったのは、庭の畑につくアブラムシ程度で、掘り返して出てくるブイブイの幼虫は、害虫ではあるのでしょうが、脇に放っておしまいにしてしまうへなちょこなので、この分野で語れる内容はほとんど持ち合わせていません。
 まあ、きれいごとだけでは済まされないでしょう。農作物林産物の収量確保という大義名分は、集落内で狩猟をしない人(野生動物との親近感が少ない人)との関係を円滑にする効果はあるのでしょう。

・共同体の文化
 祭、消防団、水利組合、そういったNGOは想定外の災害時はもとより、日常の些細な事件の迅速円滑な解決にも大いに貢献します。
 都市では、このシステムは地域単位のものは皆無といってよく、これだけでも、私などは、すぐにも安全な地方に移住したいと思ってしまったりします。

・殺す娯楽
 釣り、昆虫採集、そういった趣味は、対象となる生物について、一般の人より深い知識と親しみがあるのだと思います。
 私はといえば、釣りを少々と植物標本作りをごくごく少々したことがあるだけです。釣りについては、釣り上げた瞬間はちょっと困惑しましたが、まあ、死んでしまえば、見慣れた食べ物に変容してしまうので、食べることによって、整理を付けるのは割と簡単でした。(植物標本は、面倒ですぐ終わりました。)

・春山歩きの楽しさ
 気の置けない仲間で薮の制約がなくなった雪山に入って、どこでも行きたいところに行ける楽しさは、経験すればすぐわかると思います。

など、いろいろなことを考えました。

 

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2014年3月 4日 (火)

巻狩り(その1)

 
先日、巻き狩りの様子を見学するツアーに参加してきました。
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皆が静まって、動きを止め、耳を澄まし、目を凝らします。
風は弱く小枝もそよぎません。雪に覆われて音は消えています。
四十雀やこげらの鳴き声が時折、遠く近く聞こえます。
雲と雪との白い世界。霧が降りてきて木立がかき消され、自分の身体の感覚も薄れて、彼我の境界が曖昧に溶けていきます。

風に乗って硝煙の不吉なにおいが漂ってきます。
先ほどの遠くの銃声のあと、再び周囲から人の気配が消えます。
カケスが何かに驚いて叫び声をあげ、ウソの群れが澄んだ声を鳴き交わしながらその場を離れていきます。

遠くから勢子の声がします。追い立てるための何処か苛立たしい声です。いつの間にか近づいてきます。

曖昧な白の中から白いものが飛び出します。その瞬間、彼我は峻別され、対峙します。

白い何かは兎となり、焦ってこちらに真正面に飛ぶように向かってきます。
銃声。兎は少し角度を変えて更に走っています。
この瞬間、少しほっとしたことを覚えています。
そして2発目の銃声。兎は更に走って行き、向こうからの3発目で動かなくなりました。
近づいてみます。1発目は手前の木に当って防がれました。
2発目が致命傷らしく、点々と赤いものが雪の上に続いています。
3発目は、向こうで待つ人との配置の関係で、こちら側からは撃てない角度でしたた。間合いをとってから、向こうで待っていた銃が発砲しました。

兎は、参加者の一人に両足を握られ、耳を垂らしてぶら下げられます。しなやかに揺れてはいますが、もう動きません。
白い毛はつややかで柔らかいですが、その中の黒い目からはみるみる光が失われていきます。

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つい先日、散歩中に飛べなくなった椋鳥を拾ったことがありました。家に連れ帰り、暖めてやり砂糖水を飲まてやろうとしているうちに死んでしまいました。
生き物の命が失われる瞬間。
兎には触る気になれませんでしたが、あのときのように為すすべもなく柔らかさと温もりとがなっていったのでしょう。

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2012年1月 7日 (土)

年末新潟紀行(初詣)

大みそかのその後は、上越国境まで戻って、土樽で年を越し、新年は、クロカンを履いて、荒沢不動尊に初詣に行きました。
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穏やかな元旦の楽しい雪上散歩になりました。
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途中、例によって、サルの群れに遭遇しました。

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今年は、犬の動きを察知して、リードをつけたので、紛争に至ることなく、通過することができました。
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この足跡は、左がウサギで、右がリスでしょうか。
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斜面から転がり落ちた雪。
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それから、こんなのもありました。
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覗きこんだら、伐採した木を積み上げてあったのでした。
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2012年1月 6日 (金)

年末新潟紀行(その3)

12月31日は、夜明けの福島潟でガン、白鳥、カモ、ワシタカを観察しました。

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佐潟の翌日、未明に福島潟に着いて、夜明けを迎えるというのも、昨年と同じです。

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今年も、オオタカ、ミサゴなどを見ることができ、冬の自然観察を堪能できました。

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その後、鳥屋野潟に移動しました。おなかが減ったので、どこか朝食を、と偶然入ったのが、パンのカブト。サービスのコーヒーを頂きながら、入口のテーブルで頂きました。ピーナツバターの入った、ゲンコツパンをお代わり。

冬鳥を見る、というメインは去年とまったく同じでしたが、その後のお楽しみは、ちょっとずつ違って、今年はまた新たな発見があって楽しかったです。

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2012年1月 4日 (水)

年末新潟紀行(その2)

30日は友人と合流して、佐潟に行きました。
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ということで、書こうと思ったら、カーブドッチで昼食を食べ、だいろの湯に入ったというのは、昨年とほとんど同じことをしていました。今回は、オジロワシは留守でしたが、カシラダカが見られました。
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また、夕暮れ、頭上をねぐらに向かう白鳥が過ぎるのが雄大でした。

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移動中、長岡で江口だんごに寄りました。真っ白く湯気が出て、餅を蒸すいい香りでした。むかしぼたもちを頂き、正月の贈答品を買い集めました。

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2011年12月 3日 (土)

(散歩)昭和記念公園

朝から大雨の土曜日、お昼ご飯を食べて、バスに乗ろうと思ったら、急に雨があがって、晴れ間が見えてきました。

そこで、バスの時間もあるから、歩いていくことにして、昭和記念公園を横断することにしました。

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昨夜来の豪雨でイチョウの葉っぱが落ちて地面に敷き詰められています。雨上がり直後、人影もまばらで、幻想的なほどでした。

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できた当初に何度か行った以来、久しぶりに入ったら、さすがに木々も落ち着いて、いい雰囲気になっていました。

エナガやアオジなどの小鳥も、実をつけた木に集まって賑やかでした。雨上がりを待ちかねていたのかもしれません。

入場料400円はバス代より高くて、通過するだけではもったいなかったですが、一日ゆっくり過ごすにはいいところです。

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2011年10月30日 (日)

(紀行)三条しただ写真塾とジェラートと温泉

高城秋のデジカメ写真教室に参加しました。何とか雨も降らず、逆光で紅葉の雰囲気を撮る方法などを教わりました。お茶を飲みながら参加者の撮った写真とその講評を聞けて、それぞれの視点が違っていて面白く、ワンポイントアドバイスが有意義でした。

ハイキングをする人も何組かありました。紅葉は、まだまだ、これからのようなので、秋の散策にいいと思います。

その後は、岩室温泉に行きました。

まず、レガーロでジェラートとソフトクリーム。自家農場の牛乳で作ったジェラートもソフトクリームも濃厚でおいしい。向いの即売場で梨のコンフォートとトマト型のパプリカ、トマピー。サラダでもおいしかったです。

遊雁の湯「よりなれ」。手軽に岩室温泉が楽しめて、素朴でいいお湯でした。

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2011年10月19日 (水)

(生活)お月見と花野散策

10月15日から16日にかけては、友人が来訪したので、2週連続で、静かなお月見をしました。

メニューは先週と同じ、七輪でカボチャ、ピーマン、エリンギ、そしてサンマ。

あいにくの荒れ模様でしたが、月もほんの少し顔を出しました。

翌日は、午後から気持のよい秋晴れ。昼間は少し暑いくらいでしたが、日が傾くと、過ごしやすい陽気になったので、鶴見川を散策しました。
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薄の穂が秋の斜めの日射しに輝き、セイタカアワダチソウやセンダングサの黄色が彩りを添えます。

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鴨も来ていました。まだまだ、最盛期よりはずっと少なかったです。今は、新潟あたりを南下中なのでしょうか。羽も冬羽になりきっておらず、識別は難しかったのですが、大きさの違うのがいたので、何種類かはいるのでしょう。

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